モデル建物法入力支援ツール Ver3.5.0

令和5年10月2日
<モデル建物法>エネルギー消費性能計算プログラムが更新されました。

変更点(Ver3.4.1 → Ver.3.5.0)

1.

空調二次ポンプにおける変流量時最小流量比の評価に対応しました。
これに伴い、様式 C-3 空調二次ポンプ入力シートを以下の通りに変更しました。
 ・列「変流量時最小流量比の入力の有無」を追加
 ・列「変流量時最小流量比」を追加

2.

空調送風機における変風量時最小風量比の評価に対応しました。
これに伴い、様式C-4 空調送風機入力シートを以下の通りに変更しました。
 ・列「変風量時最小風量比の入力の有無」を追加
 ・列「変風量時最小風量比」を追加

3.

照明対象室における室指数の評価に対応しました。
これに伴い、様式 E 照明入力シートを以下の通りに変更しました。
 ・列「室の高さ」を追加

4.

様式 C-2 空調外気処理入力シートの全熱交換器の平均全熱交換効率[%] を
5%刻み(50%以上 70%以下)で評価していましたが、入力された値を
そのまま評価することにしました。

5.

様式 F 給湯シートにおける配管保温仕様の評価方法を変更し、複数の異なる
配管保温仕様が入力された場合に最も性能の悪い仕様で評価されていたところ、
定格加熱能力で 80%以上を占める配管保温仕様を採用する評価にしました。
ただし、従来の保温仕様 1・保温仕様 2・保温仕様 3 には適用されません。

6.

様式 H 太陽光発電入力シートに入力可能な行数は 4 行まででしたが、条件を
緩和し、制限なく入力できるように変更しました。

7.

計算結果画面から各種適合性判定の結果を削除しました。誘導 BEIm の基準値の
表示を追加しました。計算結果及び入力項目の一覧を PDFファイルとして
ダウンロードする際には、従来通り各種適合性判定の結果が表示されます。

8.

軽微変更確認用テキストの先頭行に、プログラムのバージョン番号を出力する
ように変更しました。

9.

入力シートにおける一部の列の入力が空欄でも計算できてしまう動作を是正しました。
 ・様式 D 換気入力シート 列「一台あたりの電動機出力」
 ・様式 E 照明入力シート 列「床面積」
 ・様式 F 給湯入力シート 列「定格消費電力」列「定格燃料消費量」

10.

様式 A 基本情報入力シートの「モデル建物法で適用するモデル建物の種類」に
「集会場モデル」を選択した際、様式 E 照明入力シートにおける列「室用途」の
プルダウンが表示されない不具合を修正しました。

11.

計算結果の PDF ファイルに出力される「入力シートによる入力項目」について、
以下の修正を行いました。
 ・ 「AC13: 全熱交換器の有無」が「無」の場合、「AC15: 自動換気切替機能の有無」
  は出力しないように修正
 ・機械室・便所における「V8: 換気計算対象床面積」を出力しないように修正
 ・「CGS1: コージェネレーション設備の一台当たりの定格発電出力」を小数点以下
  2 桁目まで出力するように修正
 ・ 以下の項目について、各値の単位を出力するように修正
   CGS1: コージェネレーション設備の一台当たりの定格発電出力 [kW/台]
   CGS2: コージェネレーション設備の設置台数 [台]
   CGS4 ~ CGS6: 発電効率 [%]
   CGS7 ~ CGS9: 排熱効率 [%]
   CGS11: 全冷房能力に対する排熱利用可能な冷房熱源機種の冷房能力比率 [%]

12.

モデル建物法 API における convertToWebInput サービスを使用してモデル建物法入力値
を取得する際、機械室・便所の「V8: 換気計算対象床面積」が「0.1 [㎡]」として出力される
不具合を修正しました。なお、この修正による計算結果への影響はありません。

引用 : https://www.kenken.go.jp/becc/