エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)Ver3.5.0

令和5年10月2日
<標準入力法>エネルギー消費性能計算プログラムが更新されました。

変更点(Ver3.4.1 → Ver.3.5.0)

1.

全熱交換器の有効換気量率や風量比を評価できるよう補正熱交換効率の算出方法の変更に対応しました。引き続き従来の方法も使えます。これに伴い、入力シートを以下の通りに変更しました。

 (ア) 様式 2-7. (空調)空調機入力シート
 ・列「全熱交換器の有無」の名称を「全熱交換器の有無及び様式 2-9 記載の有無」に変更し、選択肢を
   以下のいずれかに変更しました。
   「全熱交換器無し」
   「全熱交換器あり・様式 2-9 記載あり」(新しい方法)
   「全熱交換器あり・様式 2-9 記載無し」(従来の方法)
 ・列「(様式 2-9 記載の場合)全熱交換器の名称」を追加しました。
 ・列「全熱交換効率」を削除し、新たに列「全熱交換効率(冷房時)」、列「全熱交換効率(暖房時)」を
  追加しました。

 (イ) 様式 2-9. (空調)全熱交換器入力シートを新規追加しました。様式 2-9. (空調)全熱交換器入力シートに
   入力される各全熱交換器が以下の条件を満たさない場合は、空調設備を評価することができません。
 ・「設計排気量又は設計還気量」が「設計外気量又は設計給気量」の半分以上 2 倍以下
 ・回転形における全熱交換効率測定時の還気量が、給気量の 0.99 倍以上 1.01 倍以下
 ・回転形における「設計排気量又は設計還気量」及び「設計外気量又は設計給気量」が、全熱交換効率
  測定時の風量の範囲内
 ・回転形における全熱交換効率測定時の風量が全て異なる値

2.

空調の計算結果 CSV について、新たに「全熱交換器セクション」が追加されました。「全熱交換器セクション」では様式 2-9. (空調)全熱交換器入力シートに入力されている各全熱交換器について、補正熱交換効率の計算結果を確認することができます。

3.

以下の入力シートにおける列「階高」に入力可能な最小値を 0.0[m]から 0.1[m]に変更しました。
 ・様式 1. (共通)室仕様入力シート
 ・様式 2-1. (空調)空調ゾーン入力シート
 ・様式 4. (照明)照明入力シート
 ・様式 8. (外皮)非空調外皮仕様入力シート

4.

以下の入力シートにおいて、同一の方位の外皮に複数の開口部が入力されている場合に、計算結果の PDF ファイルに出力される入力シートの列「備考」が正しく出力されない不具合を修正しました。
 ・様式 2-4. (空調)外皮仕様入力シート
 ・様式 8. (外皮)非空調外皮仕様入力シート

引用 : https://www.kenken.go.jp/becc/